2022/01/26 13:18
パステルカラーは本来は淡い色彩のことなのですが、最近では少し鮮やかなビビットカラーに近い色もパステルカラーと言われるようになりました。
これは、春夏シーズンのファッションのトレンドカラーとしてパステルカラーのイメージが定着したからのようです。
だから、淡いだけでなく「元気な色」というイメージも付け加えられてしまいましたね。
最近は、あわい色合いを表現する時にペールトーンという言葉がよく使われるようになりました。
ペールとは「淡い」という意味で、これがパステルカラーの境界をさらに曖昧にしているようです。
実際、JIS(日本工業規格)の色名規格では、明度および彩度の修飾語はパステルではなくペールなんですよ。
とはいえ、パステルカラーのイメージはやはり明るさ。
季節で言えば春ですよね。
人は、色を論理的ではなく感覚的に判断しますから、お店や商品のイメージが明るさや暖かさの場合は、パステルカラーは最適な色。
ただし、淡い色合いですので「爽やか」だとか「爽快」というイメージとは、少しギャップが生じてしまいますから、その点は注意しましょう。
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